椅子付き歩行車



     



 フレームの下端に車輪が付き、さらにいすの付いた歩行補助具。サドル付きのものもある。
 
1.用途
屋内、屋外で使用する。
屋外で使用する場合はブレーキ付きを選ぶようにする。
2.目的
歩行訓練用には向かず、歩行の安定、歩行距離の延長のために使用する。
3.大きさ
機種により大と小があるので、ハンドグリップの高さ調節には注意する。
4.駐車ブレーキ
腰掛けに使用する場合は駐車ブレーキ付きを選択する。
 
【ハンドグリップ】
ハンドグリップは肘を30度屈曲した高さに調節する。
前腕で支持する場合は肘の高さに調節する。

【ブレーキ】
ハンドグリップに制動ブレーキが付いているタイプはブレーキをかけながらスピードが調節できるが、左右の握力が異なる人の場合回転してしまうことがある。

【車輪】
前輪は自在輪であり、方向転換がしやすい。

【座】
歩行車のフレームの内側に腰掛ける場合は、自分で方向転換して座る方法と、歩行車を後ろに回転させてから腰掛けることもできる。
駐車ブレーキが付いていないと危険である。

【収納】
折りたたみが可能なものと不可能なものがある。
車いす様のものは収納しやすいが、その他のタイプは収納性が悪い。また、重いタイプは収納場所を考慮しなければならない。

【段差越え】
前輪上げは難しく、段差を越えることはできない場合が多い。環境に対する配慮が必要である。