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  1.福祉用具プランナーとは

 福祉用具プランナーとは、福祉用具を必要とする高齢者や障害者に対し、必要な福祉用具の選択を援助、適切な使用計画を策定、利用の支援、及び適用状況をモニター・評価まで行うことのできる専門家として、テクノエイド協会が提唱したものです。
 現在、福祉用具の選定相談、利用指導などの業務をされている方などに、福祉用具に関する知識・技術をより確かなものとしていただくため、福祉用具プランナー研修として実施しているものです。
 福祉用具を効果的に利用するには、個々の障害程度や日常生活などに合わせ、きめ細かい対応が必要です。特に高齢の要介護者の身体状況は、変化が起こりやすく、その変化に対応した用具の適応を行うことが重要です。福祉用具の効果を発揮させるためには、用具の選定、使用及びその取扱い方などに関して専門知識やノウハウが反映せれることが望まれています。こうした判断業務が円滑に行われるためには、福祉用具 に関しての知識を備えた専門家が適切な助言と指導を行う体制を整備することが重要と考えられます。
   福祉用具プランナーの業務内容等は次のとおりです。

(1)福祉用具プランナーの業務と役割
    ・ 福祉用具に関する一般的相談
    ・ 福祉用具プランの作成
    ・ 福祉用具の利用支援
    ・ 福祉用具適用後のモニター・再評価

(2)福祉用具プランニングの範囲
    ・ 利用者の状況にあった既製品の具体的用具の選定
    ・ オーダーメイド(ハーフメイドを含む)の必要性の判定
    ・ オーダーメイド(ハーフメイドを含む)のプラン作成

(3)福祉用具プランナーの社会的役割
    ・ さまざまな福祉用具に関する情報提供者
    ・ 福祉用具全般に対する相談窓口
    ・ 適切な福祉用具選定の支援者
    ・ 福祉用具の使い方の指導者
    ・ 福祉用具に関する苦情の窓口


(4)ケアマネジメントにおける福祉用具プランナーの位置づけ
 ケアマネジメントにおける福祉用具プランナーの役割は、福祉用具サービスを利用しようとする方が適切に利用できるよう、専門的な見地から支援することです。


2.福祉用具プランナー研修

(1)研修対象者

1.以下のいずれかの条件を満たし、現在も福祉用具専門相談員として2年以上その業務に従事している者

@「指定居宅サービス等の人員、設備運営に関する基準」(平成11.3.31厚令三七)第194条に定める、厚生労働大臣が指定した講習会の課程を修了した者若しくは都道府県知事がこれと同程度以上の講習を受けたと認める者

A指定福祉用具貸与又は販売にあたる福祉用具専門相談員として、その業務に従事している下記の者

   保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士
   社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士

2.その他福祉用具関連業務に2年以上従事している下記の者

    介護支援専門員、建築士

3.上記1及び2のほか福祉用具関連業務に2年以上従事し、特に研修受講の有効性を認められる者
 なお、いずれの場合もパソコンを使用したeラーニングによる履修があるため、パソコンの操作ができることが前提となる。

(2)標準的なカリキュラム

 福祉用具プランナー研修は、履修時間100.5時間の下記カリキュラムとし、「座学」(48.0時間)については、学習時間や学習場所に拘束されない「eラーニング」による学習方法とし、財団法人テクノエイド協会内に設置する福祉用具プランナー研修eラーニング用サーバーにアクセスして履修する。
 また、「実技・演習・修了試験」(52.5時間)については、集合研修とし、実施機関が定める期間内に集合研修のカリキュラムを履修する。
   


 

eラーニング科目

履修時間

 

集合研修科目

履修時間

福祉用具専門職の役割

1.5H

 

最新情報【講義】

1.5H

福祉用具概論

1.5H

 

相談援助のためのプランニングの実際【演習】

1.5

福祉用具の情報提供・相談技術

1.5H

 

相談援助のためのプランニング演習【演習】

9.0H

相談援助のためのプランニングの理解

1.5H

 

対人援助技術【演習】

3.0H

相談援助のためのプランニングの実際

1.5

 

職業倫理【演習】

1.5H

介護保険におけるケアマネジメント

1.5

 

高齢者の身体特性【演習】

1.5H

対人援助技術

1.5

 

ADLの理解と基本の動作【実技】

1.5

職業倫理

1.5

 

起居関連用具【実技】

3.0H

認知症の理解

1.5H

 

移乗関連用具【実技】

3.0H

福祉用具供給の業務

3.0

 

移動関連用具(車いす/杖・歩行器)【実技】

3.0H

福祉用具供給に係わる法律関係

1.5H

 

床ずれ防止関連用具【実技】

3.0

介護保険制度と福祉用具

1.5H

 

入浴関連用具【実技】

3.0

福祉用具供給のリスクマネジメント

1.5

 

排泄関連用具【実技】

3.0

高齢者の身体特性

1.5H

 

食事・更衣・整容関連用具【実技】

 

ADLの理解と基本の動作

1.5H

 

社会参加関連用具【実技】

1.5H

起居関連用具

1.5H

 

コミュニケーション関連用具【実技】

 

移乗関連用具

1.5

 

住宅改造各論T【演習】

9.0H

移動関連用具(車いす/杖・歩行器)

3.0H

 

構造とメンテナンス【実技】

3.0

床ずれ防止関連用具

1.5H

 

修了試験

1.5H

入浴関連用具

1.5H

 

合   計

52.5

排泄関連用具

1.5H

 

総 合 計

100.5H

食事・更衣・整容関連用具

1.5H

 

 

 

社会参加関連用具(自助具含む)

1.5H

 

 

 

コミュニケーション関連用具

1.5H

 

 

 

住宅改造総論

7.5

 

 

 

構造とメンテナンス

1.5H

 

 

 

合   計

48.0H

 

 

 



(4)研修の開催状況

 福祉用具プランナー研修は以下のような形で開催されています。開催形態は異なりますが、研修内容は基本的に同じものです。いずれの研修修了者にも(財)テクノエイド協会から修了証を発行しています。

●テクノエイド協会主催の研修
  公募による多職種の混合研修の形で開催しています。


  平成22年度予定 受講申込:5月27日迄

              eラーニング学習期間:6月28日〜8月25日

              集合研修期間:8月28日〜9月3日


●介護実習・普及センター等との共催で行う研修
 福祉用具の専門知識を有する人材を地域で育成するねらいで、介護実習・普及センター等との共催で開催するものです。介護実習・普及センターが実施する研修は、原則として各センターのある地域に住んでいる方が対象となります。

  ■ 平成22年度 福祉用具プランナー研修開催予定(介護実習・普及センター等) ■



(5)福祉用具プランナー修了者数

 テクノエイド協会、介護実習・普及センター等で実施している福祉用具プランナー修了者数は以下のとおりです。

 

  修了者数 累  計
平成9年度 103 103
平成10年度 223 326
平成11年度 595 921
平成12年度 875 1,796
平成13年度 1,189 2,985
平成14年度 1,049 4,034
平成15年度 1,101 5,135
平成16年度 1,399 6,534
平成17年度 1,301 7,835
平成18年度 1,268 9,103
平成19年度 581 9,684
平成20年度 485 10,169
平成21年度 400 10,569


  ※本研修の修了は介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格となりました。
  (訪問介護員養成研修2級に相当)

 

 

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