【おむつ介助用肌着】
おむつ介助の際の機能的な肌着は、本人の姿勢や体の状態、汚した後の取り替えやすさを配慮して選択する。そのとき、できるだけ肌を大きく露出しないですむものを選ぶ。
股下開きは(図2)、パンツの腰部を下ろさずにおむつ交換ができるが、足の部分は持ち上げることになる。
脇開きの場合は、腰の下になる後ろ身頃を下ろさないと清拭がしにくいが、腰を持ち上げずに介護できる。足の部分は脱がずにすむ。
【トイレ用肌着】
股割れパンツ(図1)はトイレで排泄するたびにパンツの上げ下ろしをしないですむため、手の不自由な人が一人で排泄するときに便利に使える。ただし、上に着る日常着同様の形式にする場合は、外観が悪く寒さを感じる。
【尿便器用肌着】
前が大きく開くタイプのものが便利である。性別、器具によって異なる。
男性の場合は、ウエストの前部から前股上いっぱいまで開きのあるものは、寝ているときはもちろん、車いすに座っていても便利である。 |