入浴用チェア(入浴台)


     



 洗い場にて浴槽に密着させて設置し、腰かけながら浴槽へ出入りする動作を補助する台のこと。シャワーチェアとして利用する場合もある。
 
1.座面が浴槽の高さに合うものを必ず選択する。
2.脚部の接地面は吸盤などで滑りにくくなっているものがよい。
3.座位が不安定な場合にはアームレスト付きのものがよい。
 
1.座面を浴槽の高さに合わせて設置する。浴槽の縁に引っかける型のものは、しっかりと正しく設置するようにする。
2.洗い場の床面は水はけのため傾斜がついている場合があるので、脚部が全て接地するように注意する。
3.片まひの場合は健側から入るような位置に設置する。
4.座面に腰かけて座位をとる。
5.浴槽に近いほうの下肢から浴槽に入れ、その後反対側も入れる。
6.臀部を移動させ、身体を浴槽内に入れる。
7.浴槽から出るときには浴槽の縁や手すりにつかまり、立位をとりながら臀部を座面に乗せる。
8.座位をとった後、片側ずつ下肢を浴槽の外に出す。
9.シャワーチェアとして使用する場合は、かぶり湯や石鹸泡が浴槽内に入りやすいので、少しずつゆっくりと洗体する。