電動三輪車・電動四輪車


     



 手でバーハンドルと駆動スイッチを操作し、電動で移動する。後輪ニ輪、前輪一輪の三輪車と、前後輪ニ輪ずつの四輪車がある。歩行は可能であるが、長い時間あるいは長い距離を歩くことに支障のある高齢者や身体に障害のある方を対象として開発されたものである。
上肢でハンドル操作とアクセルスイッチを操作できれば、道路交通法上は歩行者とみなされるので使用でき、運転免許は不要である。
 
1.さまざまなものが市販されているので、試乗して選択することが望ましい。
2.少しの距離や時間なら歩行することができる方が屋外で使用することを前提としている。
3.外形寸法や最高速度は、電動車いすと同様の規則を受ける。したがって、最高速度は時速6km以下に制限されている。
4.三輪タイプは横方向の安定性が小さいので、坂道などでの急旋回は避ける。
 
1.移乗するとき、アームレストが上がるタイプのものは上げて、シートが回転するものは回転させて移乗する。
2.正しく座ってから、シートベルトを付ける。
3.スイッチを入れ、アクセルレバーを操作して走行する。
4.止まるときは、アクセルレバーを離すことで静止する。
5.走行方向は、前輪をハンドルで舵取りすることによってコントロールする。