ベッド用サイド・レール、ベッド固定式起き上がり手すり


     



ベッド用サイドレール
ベッドの附属品として。掛け布団や利用者本人が落ちないように防止したり、寝返りや起き上がりなどの補助としてして使う柵。サイドレールをベッドの足側に付けるとオーバーテーブルが取り付けることができる。サイドレールは着脱が容易にできるように少し緩めに作られている。
 
1.標準仕様は布団や本人の落下防止が目的なので、長く、そのため端座位がとりにくくなったり、ベッドに横になるとき着座位置が後方となり、そのまま臥位になるとベッドの下方に位置するようになってしまう。
2.差込式のサイドレールは、起き上がりや立ち上がり時につかむとぐらついて危険なため、その場合は移動用バーを使用する。



ベッド固定式起き上がり手すり ベッド固定式起き上がり手すり
ベッド固定式起き上がり手すり
移動用バーともいう。座位保持、立ち上がり、乗り移りを容易に行なうためにベッドに取り付ける手すりで、つかまったり、支持することが目的なので、ネジなどで固定される。
つかまる部分が回転するもの、上から見てU字タイプのものがある。
 
1.端座位で使用することを主目的とするか、立位で使用することを主目的にするかにより、最適な移動用バー高さが異なる。
2.回転するタイプは、右用・左用(回転角度90度)、両用(回転角度180度と360度)がある。いずれの使用角度が使いやすいか、移乗動作を確認する。
3.立ち上がるときとベッドに戻るときの安定するつかまり方により、回転タイプとU字タイプを使い分ける。
4.360度回転するタイプはベッドに対して90度以上回転させると深く腰掛けやすくなる。
5.回転するタイプで90度以下に固定ずると、つかまるときに手が届きやすい。しかし、このとき一度に深く腰掛けられないのて、座り直しが必要となる。