障害者自立支援機器 ニーズ・シーズマッチング強化事業


出展企業情報
※掲載されている情報は、ニーズ・シーズマッチング交流会(令和4年10月)時点の情報です。
出展者情報
会社名・団体名独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)

ユニバーサルコミュニケーション研究所
ドクリツギョウセイホウジン ジョウホウツウシンケンキュウキコウ ユニバーサルコミュニケーションケンキュウショ
http://speechcanvas.nict.go.jp/
住所〒619-0289
京都府相楽郡精華町光台3-5
TEL0774-98-6300
FAX0774-98-6955
担当部署・役職
担当者SpeechCanvasサポートチーム
スピーチキャンバスサポートチーム
E-mailspeechcanvas-support@khn.nict.go.jp
出展機器情報

名称(仮称)

『SpeechCanvas(スピーチキャンバス)』

出展管理番号/26-K02-01

障害分類名/障害者のコミュニケーションを支援する機器

Case画像

出展年度

平成26年度

開発の状況

iPad(iOS 6.0以降)用のアプリケーションとして開発し、2014年9月27日からAppStoreより公開済み。

想定している対象者

窓口や接客カウンターなどで聴覚障害者とコミュニケーションをとる健聴者。

当該製品のセールスポイント

1.音声と筆談で会話がスムーズ
健聴者が話したことばが文字表示され、聴覚障害者は筆談で応えることで、より自然で円滑なコミュニケーションができます。
2.指で簡単に修正が可能
音声認識された文字が間違っていても、指でなぞるだけのシンプルな操作で、すぐに修正できます。修正は、音声でもキーボード入力でもOKです。
3.写真や画像も表示できる
会話画面上に、写真や画像を表示できます。たとえば、メニューの写真などを画面に表示すれば、聴覚障害者は指をさすだけで応えられて便利です。
4.話した言葉が次々と文字に変わる
連続してしゃべった会話の内容が、流れるように次々と文字に変換されます。一つの文を話すごとに少し間をあけると、より正しく文字に変換されます。
5.電波の届かない場所でも使える
サーバに接続できない場合でも、タブレット内の音声認識モジュールを使用して、話した音声を文字に変換することができます。場所を問わず、どこでも使えるから安心です。

想定している仕様

機能:音声認識入力での文字表示、手書き入力、写真や画像表示、スタンドアローン機能。
対象機種/OS:iPad-mini retina(iOS7.0.3以降)、iPad Air(iOS7.0.3以降)

販売の目途、販売予定価格

AppStoreで無料公開中。“SpeechCanvas”を検索して、ダウンロードしてください。

国や地方自治体からの開発援助の状況

国からの運営費交付金

開発助成採択状況

なし

交流した内容や、今後の機器開発の進め方・抱負

今回の交流会では、当事者、支援する関係者、出展者など様々な立場の方から、アプリを試した感想やご意見、利用用途の提案、利用技術の質問や相談、など多岐にわたる情報交換を行うことができました。国の公的研究機関の役割は、最先端の優れた研究成果の成果展開、ビジネスになりにくい福祉等の分野における社会貢献にあると考えております。今回の展示を始め、アプリの一般公開によって得られる知見をもとに、健聴者と聴覚障がい者の両者にとって更に便利なアプリの開発を推進していきます。この「SpeechCanvas」も最終的には、NICTが開発し、事業会社に移管した「聴障者と健聴者とのコミュニケーション支援アプリ『こえとら』」のように我々の手を離れ、研究開発成果が本当の社会展開につながっていくことを目指します。

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