:::: 福祉用具開発者向情報 ::::

○ 製品化されている福祉用具の改良・開発に関する要望・提案

関係者490人の福祉用具に関する要望や提案をみると、「特殊ベッド」（24.9％）が最も多く、次いで「車いす（手動）」（20.2％）、「移動用リフト」（18.2％）が多くなっている。これを前述の利用者の要望・提案と比較すると順位は異なるが、上位３位に挙がっている福祉用具は同じである。性別にみると、男性は「電動車いす」（5.5ポイント）の比率が全体の比率と比較して特に高いのに対し、女性は「収尿器」（2.0ポイント）の比率が全体の比率と比較して特に高いことが特徴であるといえる。

　要望・提案する福祉用具（関係者　複数回答）

	調査数（件）	特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全　体	490	24.9	7.6	11.4	6.1	20.2	12.4	12.4	4.5	9.6	6.3	2.7	13.9	18.2	5.7	9.6	10.6	9.2	18.4	9.2
男　性	223	28.3	9.0	10.3	5.8	23.8	17.9	1.2	4.5	9.4	4.0	3.6	11.2	17.5	6.7	10.8	11.7	9.9	14.4	7.8
女　性	266	22.2	6.4	12.4	6.4	17.3	7.9	13.5	4.5	9.8	8.3	1.9	15.8	18.8	4.9	8.6	9.8	8.6	21.8	9.9
無回答	1	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	100.0	-	-	-	-	-	20.0	20.0

○ 年齢別製品化されている福祉用具の改良・開発に関する要望・提案

年齢別の特徴としては、30歳代の人で「入浴用チェア－」（4.3ポイント）、「褥そう予防用具」（3.2ポイント）、40歳代の人で「特殊ベッド」（3.6ポイント）、「体位変換器」（3.2ポイント）、「収尿器」（3.0ポイント）、50歳代の人で「車いす（手動）」（13.1ポイント）、「痴呆性老人徘徊感知機器」（8.4ポイント）、「移動用リフト」「体位変換器」（ともに3.2ポイント）、60歳代以上で「車いす（手動）」（9.2ポイント）の比率が全体の比率と比較して特に高くなっている。中でも50歳代の人の「車いす（手動）」の比率は全体の比率を13.1ポイントと大きく上回り、他の年代に比べて要望・提案が多い福祉用具であるといえる。

　年齢別要望・提案する福祉用具（関係者　複数回答）

		特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全　体	490	24.9	7.6	11.4	6.1	20.2	12.4	12.4	4.5	9.6	6.3	2.7	13.9	18.2	5.7	9.6	10.6	9.2	18.8	9.4
30歳以下	140	22.9	5.0	10.0	2.1	15.7	14.3	10.0	4.3	9.3	4.3	2.9	8.6	17.1	4.3	9.3	9.3	9.3	18.6	13.6
30歳代	137	23.4	8.8	14.6	6.6	21.2	10.9	14.6	5.1	11.7	7.3	4.4	18.2	17.5	5.8	10.2	8.0	8.0	19.7	3.6
40歳代	151	28.5	9.3	9.9	9.3	19.2	12.6	13.2	4.6	7.9	9.3	2.0	16.6	19.9	7.3	11.3	12.6	10.6	15.9	10.6
50歳代	42	26.2	7.1	14.3	9.5	33.3	14.3	11.9	4.8	11.9	-	-	9.5	21.4	2.4	7.1	19.0	7.1	26.2	7.1
60歳代以上	17	11.8	5.9	5.9	-	29.4	5.9	11.8	-	5.9	-	-	5.9	11.8	5.9	-	5.9	11.8	17.6	17.6
無回答	3	66.7	-	-	-	-	-	-	-	-	33.3	-	33.3	-	33.3	-	-	-	33.3	-