:::: 福祉用具開発者向情報 ::::

○ あまり利用していない福祉用具

あまり利用していない福祉用具としては、「補聴器」（19.9％）に次いで「痴呆性老人徘徊感知機器」（19.4％）が挙がっている。続いて「体位変換器」「電動車いす」「緊急通報装置」がいずれも18.9％で並んでいる（図表2‐17）。
性別にみると、全体の比率を特に大きく上回っているものとして男性は「歩行器・歩行車」（2.7ﾎﾟｲﾝﾄ）と「便器（腰掛便座）」（2.5ﾎﾟｲﾝﾄ）、女性は「入浴用チェア－」（4.5ﾎﾟｲﾝﾄ）、「車いす（手動）」（2.8ﾎﾟｲﾝﾄ）、「収尿器」（2.4ﾎﾟｲﾝﾄ）が挙げられ、各者にとって利用することが少ない福祉用具であることがわかる。

　性別　あまり利用していない福祉用具（複数回答）

	調査数（件）	特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全　体	196	8.7	10.2	14.8	18.9	7.1	18.9	18.4	14.3	15.3	18.4	18.4	15.3	18.4	12.8	18.9	19.4	19.9	12.2	69.4
男　性	90	8.9	10.0	13.3	17.8	4.4	17.8	21.1	15.6	17.8	15.6	18.9	16.7	16.7	13.3	18.9	18.9	18.9	5.6	65.6
女　性	101	8.9	10.9	15.8	19.8	9.9	19.8	15.8	12.9	12.9	20.8	18.8	19.8	19.8	11.9	18.8	19.8	20.8	15.8	72.3
無回答	5	-	-	20.0	20.0	-	20.0	20.0	20.0	20.0	20.0	-	20.0	20.0	20.0	20.0	20.0	20.0	60.0	80.0

○ 年齢別あまり利用していない福祉用具

年齢別にみると、全体の比率を10ﾎﾟｲﾝﾄ以上上回っているものとして30歳以下では「車いす（手動）」（11.1ポイント）、30歳代では「杖」（17.0ポイント）と「褥そう予防用具」（10.2ポイント）、50歳代では「マットレス」（10.9ポイント）が挙げられる。また、40歳代の人は全体の比率を10ポイント以上上回るものが半数に達していることから、他の年代と比べてあまり利用していない福祉用具が多いといえる。

　年齢別あまり利用していない福祉用具（複数回答）

	調査数（件）	特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全　体	196	8.7	10.2	14.8	18.9	7.1	18.9	18.4	14.3	15.3	18.4	18.4	15.3	18.4	12.8	18.9	19.4	19.9	12.2	69.4
30歳以下	11	9.1	9.1	9.1	18.2	18.2	9.1	9.1	9.1	9.1	9.1	-	18.2	9.1	9.1	9.1	9.1	9.1	-	81.8
30歳代	16	12.5	12.5	25.0	25.0	-	25.0	25.0	31.3	12.5	18.8	25.0	12.5	18.8	18.8	25.0	25.0	25.0	-	50.0
40歳代	20	20.0	15.0	20.0	25.0	10.0	25.0	30.0	25.0	30.0	25.0	30.0	30.0	20.0	25.0	30.0	30.0	30.0	5.0	70.0
50歳代	19	10.5	21.1	21.1	26.3	-	21.1	26.3	10.5	15.8	26.3	26.3	21.1	26.3	21.1	26.3	26.3	26.3	31.6	73.7
60歳代以上	122	6.6	8.2	13.1	17.2	8.2	18.9	16.4	12.3	14.8	18.0	17.2	13.1	18.9	9.8	17.2	18.9	18.9	13.9	68.0
無回答	8	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	-	100.0