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貸与3.特殊寝台

図1特殊寝台の図
 (図1)
簡単な説明
「特殊寝台」(図1)は、通常ギャッチベッド、電動ベッドともいわれることが多い。フレームの上のマットレスを載せる部分(床板)が、背、腰・脚の3部分、ないしそれ以上に分割されており、背中を支える部分が起きあがるなど、利用者が必要に応じた姿勢をとることができるベッドである。利用者の自立を促進することが可能であるとともに、介助者が無理な姿勢で介助を行うことにより体を痛める危険を減らす。背上げ機能に加え、膝上げ機能を持つベッドの場合、背上げ時の体のずれ落ちはより少なくなる。
スペース
ハイ・ロー(高さ調節)機能は、利用者がベッドから立ち上がるのに最も楽な高さ、介助者が最も楽な体勢で作業できる高さ、という異なった高さを状況に応じて選択することを可能にする。なお、自立を支援する効果は手すりなどの付属品によって、より有効になる。現在は電動の製品の多くが背上げ膝上げ、あるいはハイ・ロー機構を備えている。
使い方・選び方
ベッドはかなりのスペースを占めるため、まず寝室にどのように収めるかが問題となってくる。ベッドの寸法に大きな差はないので、製品の選択によって解決する問題ではないが、介助者が体位変換や食事介助を行うのスペースが確保できるか、車いすなどへの移乗のためのスペースは確保できるかなどを考える必要がある。また、ほとんどのタイプのベッドは昇降時に10センチ程度足元方向にシフトしながら昇降するので、その分のスペースを見る必要がある。
スペース
利用者への適合に関しては、最近は標準より幅の広い製品、長さの長い製品も開発されているので、利用者の身体が非常に大きい場合の選択肢として考えたい。但し、介助作業という点からは、あまり幅の広いものは向いていない。
スペース
背上げを行った時に起きる体の下方へのずれは、腰部の擦傷の原因ともなるので、この動きを止める膝上げも行えるベッドの方が望ましいが、小柄で大腿部の短い利用者の場合、膝上げを行うと屈曲部がふくらはぎの位置になって足先が上がり、膝を合わせると、反対に上体が下に引っ張られてずれることがある。背上げ時に連動して膝が上がる機種よりも、背上げと膝上げが独立して行える機種の方が調整の幅が広い。
スペース
また、サイドフレームがマットレスの外に大きく出っ張っているものは、ベッドに車いすをつけて移乗する際に妨げになることがある。

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