貸与8.スロープ
(図1)
段差は家屋内、家屋と戸外の間、戸外のどこにも存在する。どういった場所でどういった移動機器用に用いるかにより、スロープ(図1)のタイプは様々である。敷居などの小さな段差をキャスターが乗り越える目的のものであれば、数センチ幅の木製、プラスチック製のものもあるが、屋外で用いるものには金属性で数メートルの長さに及ぶものもあり、持ち運びを考えて折りたたみ式となっているもの、長さの調節ができるものなどがある。
選択すべきスロープは、スロープを置く段差がどういった場所のどの程度の高さの段差であるか、スロープ上を動く移動機器は何か、介助者の能力はどのくらいか、によって異なってくる。携帯型のものでも、重い電動車いす用であればしっかりとした構造のものが必要であり、介助者が車いすを押して階段を上る場合は、レールのように車いすの車輪部分のみをのせるスロープも利用できる。また、スロープの勾配は、段差の高さとスロープの長さによって決まるため、大きな段差を緩い勾配にするためには長いスロープが必要なこと、スロープに対して移動機器が進入するために、スロープの前後に一定のスペースが必要であることも考える必要がある。特に一定の場所に設置するスロープを導入する時に留意したい点である。
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