:::: 福祉用具開発者向情報 ::::

○ 製品化されている福祉用具の改良・開発に関する要望・提案

利用者196人の福祉用具に関する要望や提案をみると、「車いす（手動）」（24.0％）についてのものが最も多く、次いで「特殊ベッド」（18.4％）、「移動用リフト」（17.9％）の順に利用者からの要望が多くなっている。性別にみると、男性は「特殊ベッド」（8.3ﾎﾟｲﾝﾄ）が全体の比率と比較して特に高くなっているのに対し、女性は「便器（腰掛便座）」（4.2ﾎﾟｲﾝﾄ）が全体の比率と比較して特に高くなっていることが特徴であるといえる。

　性別　要望・提案する福祉用具（利用者　複数回答）

	調査数（件）	特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全体	196	18.4	5.6	12.2	7.1	24.0	9.2	8.2	4.1	10.7	8.7	2.0	13.8	17.9	2.0	5.1	9.2	4.1	18.4	9.2
男性	90	26.7	5.6	8.9	8.9	23.3	6.7	8.9	4.4	6.7	8.9	-	13.3	18.9	3.3	5.6	7.8	2.2	14.4	7.8
女性	101	10.9	5.9	14.9	5.9	25.7	11.9	7.9	4.0	14.9	7.9	4.0	14.9	15.8	1.0	5.0	10.9	5.9	21.8	9.9
無回答	5	20.0	-	20.2	-	-	-	-	-	-	20.0	-	-	40.0	-	-	-	-	20.0	20.0

年齢別にみると、全体の比率を10ﾎﾟｲﾝﾄ以上上回っているものとしては、30歳代の人で「褥そう予防用具」（12.8ﾎﾟｲﾝﾄ）、40歳代の人で「電動車いす」、「痴呆性老人徘徊感知機器」（ともに10.8ﾎﾟｲﾝﾄ）、50歳代の人で「車いす（手動）」（12.8ﾎﾟｲﾝﾄ）、「便器（腰掛便座）」（10.4ﾎﾟｲﾝﾄ）であり、他の年代に比べて特に要望・提案が多い福祉用具であるといえる。

　年齢別　要望・提案する福祉用具（利用者　複数回答）

	調査数（件）	特殊ベッド	マットレス	褥そう予防用具	体位変換器	車いす（手動）	電動車いす	歩行器・歩行車	杖	便器（腰掛便座）	収尿器	ストマ用装具	入浴用チェアー	移動用リフト	手すり	緊急通報装置	痴呆性老人徘徊感知機器	補聴器	その他	無回答
全　体	196	18.4	5.6	12.2	7.1	24.0	9.2	8.2	4.1	10.7	8.7	2.0	13.8	17.9	2.0	5.1	9.2	4.1	18.4	9.2
30歳以下	11	18.2	-	18.2	9.1	18.2	-	9.1	-	-	-	9.1	-	27.3	9.1	-	-	9.1	27.3	18.2
30歳代	16	12.5	-	25.0	-	31.3	18.8	-	6.3	12.5	12.5	-	18.8	12.5	6.3	-	-	-	25.0	6.3
40歳代	20	15.0	-	5.0	5.0	20.0	20.0	5.0	-	15.0	5.0	-	15.0	15.0	-	5.0	20.0	-	20.0	10.0
50歳代	19	26.3	5.3	15.8	15.8	36.8	10.5	5.3	5.3	21.1	5.3	-	15.8	10.5	-	5.3	10.5	5.3	15.8	5.3
60歳代以上	122	18.9	7.4	10.7	7.4	21.3	7.4	10.7	4.9	9.8	9.0	2.5	14.8	18.9	1.6	6.6	9.8	4.9	15.6	9.8
無回答	8	12.5	12.5	12.5	-	37.5	-	-	-	-	25.0	-	-	25.0	-	-	-	-	37.5	-