問題点 |
日常生活全般に介助が必要だが、車いすで生活できる環境が整っていない。- 居室:入り口が開き戸で段差もある。
- トイレ:車いすで便器のところまでアプローチできない。入り口に段差がある。介助スペースがとれない。座位を保てない。
- 浴室:入り口に段差があり、シャワーキャリーでアプローチできない。浴槽が小さく介助困難。浴槽の出入りの介助困難。
- 玄関:段差があり、車いすでの出入り困難。
- 動線:居室からトイレ、洗面室、浴室までの経路に問題がある(段差があり、扉が開き戸であり、スペースがない)ため車いす等がトイレや浴室の前までしかアプローチできない。
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家族・本人の要望 |
車いすで生活しやすいようにしたい。費用はある程度かけるつもりでいる。 |
住宅改修の目的 |
日常生活全般に介助が必要なため、車いすで移動できるスペースと介助スペースをつくる。 福祉用具の導入も行い介助の軽減をはかる。 |
住宅改修の場所と内容 |
- 居室:入り口を開き戸から引き戸に変更、トイレへの引き戸を新設。
段差解消。 - 動線:トイレ・洗面・脱衣室、および階段前の廊下部分を一室とし、トイレおよび浴室への移動スペースとする。
洗濯機は移設、洗面台は台所に新設した。 - トイレ:便器の向きを変更し、居室からの動線を単純にした。便器は背もたれ、手すり、洗浄機能付き便器に変更。たて手すり取り付け、手洗い器設置。
- 浴室:入り口段差を解消、入り口を3枚引き戸とする。浴槽変更、手すり取り付け、入浴用リフト設置。
- 玄関:居室側に娘宅と連絡できるスロープを作成。ただし、駐車場が玄関隣にあるため日常の出入りは、玄関から車いすを後ろ向きに介助する方法で行っている。(スロープはあるが使用していない。)
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支援チームの構成 |
ケアマネジャー、建築士、工務店、PT・OT、エンジニア(入浴用リフト適合アドバイス) |