住宅改修情報

高齢者世帯、浴室の改修

基本情報
年 齢 84歳 同居家族構成 夫(92歳、要支援)と2人暮らし
性 別 女性 主介護者
疾患名 疾患はないが高齢による機能低下、軽い痴呆あり。 家屋の所有形態 持ち家
障害部位
家屋の建築形態 一戸建て
要介護度 要介護1 周辺環境 都市部の住宅地
日常生活の状況(改修前の状況)
起 居 自立(和床) 排 泄 自立
移 動 自立(ゆっくりと歩行) 入 浴 自立
移 乗 自立 介護サービスの
利用状況
改修前:訪問介護(家事、週2回)
改修後:訪間介護(家事、週2回)
実際の改修箇所
カメラ 図面のこのマークにマウスをのせると実際の写真が表示されます。
改修前の状況
改修前
改修後の状況
改修後
住宅改修の概略
問題点 日常生活は自立しているものの、高齢であることから、転倒等の危険性がある。特に浴室では浴槽をまたいで入浴しているため、危険である。
家族・本人の要望 浴室の段差、深い浴槽を改修したい。
トイレに手すりをつけたい。
住宅改修の目的 入浴時の安全性を高めるため、浴室の改修を行う。
トイレでの立ち上がり動作を容易にする。
住宅改修場所の現状
  • トイレ:過去に自費で和式便器を洋式便器に改修済み。手すりがない。
  • 浴室:洗い場と脱衣室の間に150ミリの段差がある。
    タイルつくりの浴槽は深さが600ミリ、洗い場の床から浴槽までは300ミリしかなく、出入りの際下肢が浴槽のふちに引っかかって危険である。既存手すりの形状、取り付け位置において便い勝手が悪い。
住宅改修の場所と内容
  • トイレ:手すり取り付け。
  • 浴室:浴槽取り替え(1100サイズ、深さ500ミリ)、腰かけスペース作成、洗い場床かさ上げ、手すり取り付け、取り替え。
支援チームの構成 ケアマネジヤー、PT、工務店
福祉用具
支援前 なし
支援後 購入:シャワーチェア
改修後の評価
  • 本人、夫:入浴しやすくなり満足している。
  • PT:入浴時の安全性は高まった。しかし浴槽を変更し、腰かけスペースを設けたが浴槽に入るときはふちをまたいでおり、入浴方法の変更は完全ではなかった。
    同居の夫は腰かけて入浴する方法に変更した。
残された課題
今回は改修を行わなかったが玄関に数段の段差があり、いずれ手すりの取り付けなど改修の必要性が出てくる。