住宅改修情報

這ってトイレに行けるようトイレの段差解消をした例

基本情報
年 齢 10歳 同居家族構成 両親と姉・兄の5人暮らし
性 別 男性 主介護者 母親
疾患名 脳性麻痺 家屋の所有形態 持ち家
障害部位 両下肢機能障害 家屋の建築形態 集合住宅内のメゾネットタイプ
要介護度 なし
身体障害者手帳1種2級
周辺環境 大都市郊外の住宅地
日常生活の状況(改修前の状況)
起 居 自立 排 泄 一部介助
移 動 居室内は床這い移動にて自立
屋外は車いすにて要介助
入 浴 全介助
移 乗 床から椅子は自立、他は全介助 介護サービスの
利用状況
改修前:なし
改修後:なし
実際の改修箇所
カメラ 図面のこのマークにマウスをのせると実際の写真が表示されます。
改修前の状況
改修前
改修後の状況
改修後
住宅改修の概略
問題点 階段下のトイレで、間口が狭く本人と介助者が出入りすることは困難。また廊下との段差あり。
家族・本人の要望 本人・介助者が、トイレの出入りを容易にし、現状ではトイレ動作を介助しているが、手すりを設置し、自立を促していく。
住宅改修の目的 トイレの段差解消と間口を広げる。また、手すりを設置する。
住宅改修の場所と内容 トイレの床面を廊下と同じ高さに下げ、また、階段下の収納スペースを無くさないように配慮し、間口を拡げ、可能な範囲で引き戸に変更し、足りない部分については、開き戸にした。また、便座の両側に手すりを設置する。
支援チームの構成 ケースワーカー、PT、工務店
福祉用具
支援前 洋式便器用手すり、車いす
支援後 なし
改修後の評価
改修前も本人の体型がまだ小柄であるため、なんとかトイレヘの出入りや介助が行えていたが、介助がより容易に行えるようになった。
残された課題
今後もまだ、成長と共に体型の変化は見込まれ、また、トイレ動作も変わっていく可能性があり、現状の環境では不適合が起こっていくことも考えられ、フォローが必要である。