問題点 |
- トイレは和式で狭く、しゃがみ込みも立ち上がりも思うようにできない。
- 入浴もヘルパーの介助で入っているが、浴槽への出入りも蛇口や窓の縁につかまらないとバランスを崩し危険である。
- 近くの水田を見回りに行っているが、外に出るために靴を履くにもふらつきがあり、転倒を予防する必要がある。
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家族・本人の要望 |
- 本人:トイレを使用する際の立ち上がりが辛いため、手すりを取り付けたい。
- 家族:町から離れた土地に住む長男が冬期間には自宅に引き取り世話をしてきた。
自宅での越冬に不安はあるが、本人の要望が強いことや、町の支援体制を信じ、冬期でも日常生活ができるだけ自立できたらいい。
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住宅改修の目的 |
できるだけ家屋内での移動をスムーズにし、近所の人たちとのコミュニケーションがとれるようにするためにも、家から外に出やすい環境を整える。 |
住宅改修の場所と内容 |
- 玄関:上がり框の上り下りに身体を支えられるよう、廊下から出入口引き戸まで、誘導のために手すりを取り付ける。(最初の改修工事でトイレの手すりの効果に気づき、後日取り付けを希望)
- トイレ:便器は現在使用している据え置き式便器で、便器正面に横手すりを取り付ける。
- 浴室:浴槽脇壁に横手すりを取り付け、浴槽右脇に移乗台を設置。(最初の改修工事でトイレに手すりを取り付けた後、手すりの効果に気づき、後日手すり取り付けを希望)
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支援チームの構成 |
ケアマネジャー、建築士、施工業者、OT |