障害者自立支援機器 ニーズ・シーズマッチング強化事業


出展企業情報
※掲載されている情報は、ニーズ・シーズマッチング交流会(令和4年10月)時点の情報です。
出展者情報
会社名・団体名株式会社画像聴覚化研究所
カブシキガイシャガゾウチョウカクカケンキュウショ
住所〒106-0032
東京都港区六本木4-2-20-203
TEL03-5545-5565
FAX03-5545-5565
担当部署・役職代表取締役
担当者クロダ マサヒロ
黒田 昌弘
E-mailmikekako@ksf.biglobe.ne.jp
出展機器情報

名称(仮称)

画像聴覚化装置(ソニックビスタ P)

出展管理番号/27-B08-01

障害分類名/視覚障害者の日常生活支援機器

Case画像

出展年度

平成27年度

開発の状況

画像を音に変換するソフト(OTDS、オトダス)を開発した。地図、絵画、理療教科書など各分野のプログラムを作成し、モニター実験を通して、要改善点の抽出を行っている。平成27年度東京都新製品・新技術開発助成事業に採択され、特に視覚障害者によるアクセシビリティーの改善に取組んでいる。平成28年5月を目途に市場展開(レンタル)を予定。

想定している対象者

視覚障害者

当該製品のセールスポイント

画像を数万個のドットに分解し、各ドットに個別の音源を割当て、順次発音して音源分布から元の画像をイメージする。ドットにテキスト情報を挿入することができるため、既存の点字書面・触図に較べ、格段に多く細密な情報を提供できる。添付写真の事例(月面図および関連説明)では約5,000ページ分を収納できる。市販のパソコンを使用するため、コストアップを抑制できる。

想定している仕様

タッチパネル型パソコンを使用し、ヘッドホンまたはスピーカを通して音情報を得る。使用者自身がページ変更、画面の拡大縮小(地図、絵画の場合)、音量調整を行う。画面は10,000~100,000ドットで構成、使用音域は100~1,000Hz、ドットの発音時間は使用者の錬度に応じて変更可能。

販売の目途、販売予定価格

平成28年5月レンタル開始予定。価格未定。対象:学校図書室、展示会場など

国や地方自治体からの開発援助の状況

東京都中小企業振興公社 平成27年度新製品・新技術開発助成事業に採択

開発助成採択状況

なし

交流した内容や、今後の機器開発の進め方・抱負

装置の市場性を高めるため、ニーズ側から様々なコメントをいただいた。ハード面では音で形をイメージし、音声案内を加え補完するという基本機能に加え、使う側の立場から付加したい機能のご提案をいただいた。特に難聴者向けとして、左右音量の調整ができること、使用音域の変更機能等を付加する必要性を感じた。また、装置の機能を用いて案内板として使用する場合、案内装置の存在を視覚障害者に知らしめるアナウンスを常時発するようプログラムを追加することにした。合成音の導入など引き続き研究を重ね、製品完成度の向上を図って行きたい。

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