テクノエイド協会

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Near-miss information on welfare equipment

情報提供のお願い

1.目的

本事業では、福祉用具・介護ロボット(以下「介護機器」)の利用に関わる「事故及びヒヤリハット情報」を収集し、介護現場で起こる可能性のある事故や怪我などを未然に防止するため、事例を作成し発信することを目的とします。

(1)介護機器の範囲
本事業において、取り扱う介護機器の範囲は、以下のとおりです。
●在宅及び介護施設・事業所等において、使用される福祉用具等(高齢者の日常生活の便宜を図るための用具及び、介護を行う者の負担の軽減を図る用具)
●介護保険において福祉用具貸与・特定福祉用具販売の対象となっている福祉用具
●ロボット介護機器の開発重点分野(平成29年10月)に該当する介護ロボットとし、かつ実用的に使用されているもの
(2)事故及びヒヤリハット情報の対象
原則、製品に起因しない事故及びヒヤリハットといたします。
但し、公的機関等において現在調査中のものや、原因不明なものは含めることとし、あきらかに製品の整備不良や経年変化等によるものの場合も含めることといたします。
(3)事故及びヒヤリハット情報の定義
本事業において、取り扱う事故及びヒヤリハットの定義は、以下のとおりといたします。
●「事故」とは、死亡又は負傷・疾病(医師の診断や治療を必要とするもの(或いは、必要となると思慮されるもの))とする。
●「ヒヤリハット」とは、事故や怪我に繋がるような危険な使い方及び場面、事象等とする。(6.参考情報を参照)
例えば、
・事故や怪我は発生していないが、起こる可能性があるもの
・福祉用具等の単体に限定せず、高齢者の生活介護の全般から、事故等に繋がる恐れがあるもの
・誰もが感じる危険な使用方法や使用場面、適用状況など
・大きな事故を未然に防ぐため、介護現場で共有すべきと考えるもの
・福祉用具等の破損や紛失、盗難は除くこととするものの、それらの事象から怪我に繋がる危険性があるもの

2.事務連絡(依頼文等)

  • (1)各都道府県介護保険担当主管部(局)宛 公益財団法人テクノエイド協会依頼文(令和5年6月12日)(PDF:1.11MB
  • (2)各市区町村介護保険担当主管課(係)宛 公益財団法人テクノエイド協会依頼文(令和5年6月12日)(PDF:1.11MB
  • (3)介護保険関係事業者団体宛 公益財団法人テクノエイド協会依頼文(令和5年6月12日)(PDF:1.10MB

<令和5年度 事務連絡>

  •  ・各都道府県介護保険担当主管部(局)宛 厚生労働省老健局高齢者支援課事務連絡(令和5年8月9日)(PDF:1.14MB
  •  ・各市区町村介護保険担当主管部(局)宛 厚生労働省老健局高齢者支援課事務連絡(令和5年8月9日)(PDF:1.22MB

3.情報提供の方法 情報提供に関するQ&A

本年度も「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」の一環として、情報収集を行います。情報提供の方法には以下の4通りの方法があります。

(1)
「介護保険施設等における事故の報告様式等」から情報提供する(※)
(※)個人を特定する情報等を「黒塗り」して、そのまま情報提供してください。
(2)
「事故及びヒヤリハット情報」提供シートから情報提供する(Excel)
提供シートはこちら

受付を終了しました

(3)
入力フォームから情報提供する(Web)
入力フォームはこちら

受付を終了しました

※一時保存できないため、あらかじめ入力内容をご確認ください

(4)
その他の方法で情報提供する
当協会へ問い合わせください。

上記(1)及び(2)の送信先、本件に関する問い合わせ先
 公益財団法人テクノエイド協会 企画部 伊東・松本・五島
 〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ4階
 電話番号 :03-3266-6883
 電子メール:robocare@techno-aids.or.jp

4.情報提供の受付 受付終了

当協会では「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」の一環として、福祉用具及び介護ロボットの利用に関わる「事故及びヒヤリハット情報」を収集しております。
令和5年度は、令和6年3月1日(金)まで受付しております。
要因分析及び事例作成については、提供された情報のうち、緊急性が高いものやこれまでに類似する事例がないものを中心に検討して参ります。

5.福祉用具等の安全利用に関する情報の整理・報告・発信について

福祉用具等の安全利用に関する情報の整理・報告・発信について

6.参考情報

製品に起因しない事故及びヒヤリハットの一例

車いす

介助者が急いで開こうとして、指をシートパイプとフレームの隙間に挟んだ

車いす
解説

車いすの操作に不慣れな人に起こりやすいヒヤリ・ハットではないでしょうか。車いすの操作の説明をする人は、このようなことが起きないよう注意を促してください。操作する人は、例え急いでいても基本通りに操作し、習慣化することが大切です。

ベッド

ベッドの高さを上げるつもりが、背上げの操作ボタンを押してしまい、バランスを崩した

ベッド
解説

立ち上がりを楽にするたえに、ベッドの高さを上昇させようとし、間違って背上げの操作ボタンを押したのかもしれません。すぐに間違いに気がつけば大事には至らないことではありますが、パニックになってしまうことも考えられます。頻繁にこのような操作ミスが起こるときは、操作ボタンに目印を付けるなどの予防策を講じてはいかがでしょうか。

車いすと移乗

利用者の片方の足がフットサポートからずり落ちていたが、介助者がそれに気づかず車いすを操作し、つま先をぶつけた

車いすと移乗
解説

特に姿勢が崩れていると足の先端は介助者が思うよりもずっと先に出ていることがあります。足先は介助者からは死角になる見えづらいので、特に狭い場所での移動には注意しましょう。クッション・パッドを利用したり、車いすを調整するなど座位が崩れない工夫も必要です。

事故や怪我に繋がるような危険な使い方及び場面、事象等の一例

手すりと普通ベッド

寝返りが原因でベッドから転落した際、横に設置していた床置き形手すりとベッドの隙間に挟まってしまった

手すりと普通ベッド
解説

床置き形手すりは、手すりの付属しない木製ベッドに組み合わせて使用されることが多くありますが、ベッドに固定されているわけではありませんので、どうしても隙間ができてしまいます。このような隙間のリスクを認識して、危険が予想される場合は介護用のベッドを利用するなどの対応が求められます。

電動三輪車と歩行器

外出先で使用する歩行車を運転席にのせて走行したが、車体からはみ出ていたためガードレールと接触してしまった

電動三輪車と歩行器
解説

走行中の接触ではかなり大きな衝撃が予想されます。利用者のケガにとどまらず、歩行車への加害も考えられる危険な事例です。電動車いすは、歩行に何らかの補助が必要な人が利用するものであり、歩行補助具を積載しての走行は想定されるところですが、歩行車の安全な積載については難しいというのが現状のようです。メーカーの開発努力が期待されるところです。

送迎車

車いすの固定はしっかりと出来ていたが、本人が苦しがるので車両のシートベルトはつけていなかった。まさか、急ブレーキがかかるとは考えていなかった

送迎車
解説

車両に乗車中のシートベルトは、一般の座席でも車いすでも同様に必要な安全装置です。車いすにも座位保持用の安全ベルトが装着されている場合がありますが、車両のものとは目的が違いますので、必ず車両のシートベルトを装着しましょう。

テクノエイド協会では、収集した情報をもとに想定される要因分析を行い、上記のような事例を作成します。

ヒヤリハットとは

福祉用具を安全に利用するためのハンドブック(テクノエイド協会)から掲載

https://www.techno-aids.or.jp/qap/info/20180726090527.pdf

ヒヤリハットとは1

ヒヤリハットとは2

ヒヤリハットとは3

7.本件に関するお問い合わせ

公益財団法人テクノエイド協会 企画部 伊東・松本・五島
〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ4階

電話番号 :03-3266-6883
電子メール:robocare@techno-aids.or.jp

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