厚生労働省老健局
委託事業
Case:284
福祉車両に搭乗中、振動や急加減速で車いすを固定している部品が外れ、車いすが揺れて転落しそうになった
車いす固定が不完全であったことやフックの固定箇所が適切な場所ではなかったことが考えられます。また利用者の姿勢が車いすの中で崩れ、転落しそうになる事例も報告されています。運転者には丁寧な運転が求められることはもちろんですが、車いす自体の固定のほかにも、身体には車いす用の安全ベルトを乗車中のみ一時的に装着する、必要に応じてヘッドサポートを取り付けるなど、急ブレーキや急カーブなども想定した対策を行ってください。
人:車いすを固定するベルトに緩みがあっても気にしなかった
モノ:固定方法が複雑で、しっかり固定されているかの確認も簡単ではなかった
環境:車内が暗く、固定の目視確認がしにくかった
管理:しっかり固定されたかどうかの確認ルールが徹底されていなかった