厚生労働省老健局
委託事業
Case:368
脚側に滑り落ちた不良姿勢のまま、ベッド上での食事介助をしてしまい、誤嚥しそうになった
不良な姿勢は誤嚥の大きな原因となります。特にベッドの機能のみでの背上げ姿勢では頭をしっかりと起こすことができず、誤嚥しやすい姿勢になります。できるだけベッドから離れて食事をすることが大切ですが、やむを得ずベッド上での食事介助となる場合には、背を上げる前に寝ている位置を調整し、膝を先に上げて身体が脚側にずり落ちないような操作をした上で、肩から頭部にかけてクッションを入れるなど、適切な姿勢づくりにも配慮しましょう。
人:姿勢が悪いと誤嚥のリスクが高まることの認識が少なかった
人:枕やクッションで適切な姿勢を作る知識がなかった
モノ:膝上げのできないベッドだった
環境:スタッフが少なく、時間に余裕がなかった
管理:食事介助の研修が行われていなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。