厚生労働省老健局
委託事業
Case:309
テーブルを装着した状態で、介護者は背を下げる操作をするつもりだったが、ボタンを間違え上げてしまっていることに気が付かないまま、テーブルとベッドの間に本人が挟まれそうになった。
リモコン操作の最中は、本人の身体や用具の挙動から目を離すことは厳禁です。本人は危険を予知できない、または危険を知らせることができない場合もあります。また片脚式のテーブルでは、下からの力が加わるとテーブル面が上昇し、挟み込む力を軽減する機能を持つものもありますが、背上げのように偏った方向からの力ではその安全機能が作用しないケースもあります。安全機能が確実に効果を上げることが望まれますが、それに頼りきりにならない注意力も必要です。
人:次の作業の準備に気を取られてしまっていた
モノ:操作ボタンの配置がわかりにくかった
環境:ベッドテーブルを外してからベッド操作をすべきであったが、部屋が狭くスペースが十分ではなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。