厚生労働省老健局
委託事業
Case:308
洗体後、入浴用いすを片付けるために浴槽縁に腰掛けていたが、介護者が目を離しているすきに滑り落ちそうになった。滑らないように滑り止めマットを浴槽縁に張り付けていたが、手すり等なかった。
本来座る形状ではない浴槽縁に腰掛けていたことなどが原因と考えられますが、それにつながる遠因として、用具の選定が不適切であった可能性があります。座位で浴槽を跨ぐのであれば、それに適した形状の入浴用いすやバスボード等の適切な用具の選定と使用をするべきです。入浴用いすを片付けなければならない理由も検討し、適切な用具の利用で解消されるかもしれません。
人:慣れている介護手順で、危険があると感じられなかった
人:座位バランスに余裕がない状態であった
環境:床面タイルが滑りやすかった
環境:狭くて椅子があると入浴中本人の身体を支えてあげられなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。