厚生労働省老健局
委託事業
Case:17
走行前にバッテリーを満充電したにも関わらず、本来乗り越えられるはずの線路の段差でも立ち往生してしまった
大きな事故につながりかねない事例です。バッテリーは余裕をもって充電することはもちろんですが、経年による能力低下で、満充電して走行開始しても早めに電欠状態になったり本来の性能が発揮できない場合もあります。上り坂や段差で能力不足を感じるようなことがあれば、バッテリーの交換が必要な状態と考え、早めに点検を依頼しましょう。また機器の管理を担う貸与事業者では、安全上重要な管理項目と認識しましょう。
人:バッテリーの劣化が車いすの性能低下につながることを知らなかった
モノ:使い始めから年数がたっているバッテリーであった
モノ:貸与で利用している車いすで、バッテリーの経年数を把握できなかった
管理:貸与事業者ではバッテリーの使用年限のルール化がなされていなかった