厚生労働省老健局
委託事業
Case:362
車いすを自分でこぐ際に、車幅の感覚がつかめず腕を壁にぶつけてしまった
車いすには内輪差があり、狭い廊下の角や、できるだけ短い距離で移動しようとしたときなど、内側の壁にぶつかったり手や腕を挟んでしまうことがあります。よく見かける光景ではありますが、本人のゆっくりとした駆動でも、内出血や皮膚剥離につながる事故となる可能性もあり、軽視すべきではありません。小回り性能の高い6輪の車いすの利用や、角にクッションを設けるなどの対策を検討しましょう。
人:車いすの操作練習が不足していた
モノ:小回りの利かない車いすだった
環境:直角の角にクッション材などの注意喚起物がなかった
管理:狭い環境と本人の操作技術で安全に使えるかどうか、確認・フォローができていなかった