厚生労働省老健局
委託事業
Case:375
介助用の6輪電動車いすでスロープを昇る際、駆動輪の勢いが強く、上段部分でスロープが後ろに蹴りだされ、外れそうになった。
特に6輪の電動の車いすでは、駆動の力の反作用でスロープを後ろに蹴りだそうとする力が働きます。スロープが後方にズレて落下すると介助者を巻き込んで転落するなど、重大な事故につながることも考えられます。電動の車いすを利用するときには、スロープに付属しているゴム製のズレ止めだけではなく、地面に杭を打つなどズレにくくする工夫が必要な場合があります。
人:ゆっくり進ませる慎重なアクセル操作ができなかった
モノ:長年の使用でズレ止めのゴム面が硬化していた
環境:狭いスペースでスロープ角度が急だった
管理:ズレ止めゴム面の点検が項目に入っていなかった