厚生労働省老健局
委託事業
Case:325
脊髄小脳変性症の人が、ブレーキ機能のない歩行車からテーブルの椅子に移ろうとした際に、テーブルに伝う前に歩行車が動いてバランスを崩しそうになった。
脊髄小脳変性症の人は、手足や動作のふらつき(失調症状)が徐々に進行するため、以前は安全にできていても徐々にできなくなることがあります。歩行車がテーブルに接近しにくい環境要因も誘引になっています。定期的なリハビリ専門職の生活動作の評価・助言を受けつつ、ブレーキ機能の付いた歩行車や安定したテーブルなどの環境調整の見直しが必要です。
人:手足や動作のふらつき、病状の進行が影響した
モノ:歩行車にブレーキがなく、テーブルに接近しにくい形状だった
モノ:歩行車が接近しにくいテーブルの脚の構造だった
管理:定期的な病状評価と生活動作の確認が不十分だった