厚生労働省老健局
委託事業
Case:376
車いす上で身体が前方に滑り姿勢が崩れた際に、衣服の袖口が高さ調整のできるT字形状のアームサポート後端に引っ掛って、首が締まりそうになる。
本人の座位姿勢保持の能力や身体に合わない車いすの利用により、臀部が前方に滑り出す「ずっこけ姿勢」になることがあります。このケースは更に半袖シャツの袖口が引っ掛るという、命に係わる重大な事故につながる危険があります。そもそも不良姿勢な姿勢を放置していること自体に問題があると考えられ、身体に合った車いすを利用することが大切です。
人:股関節が固く、座位の崩れやすい利用者だった
モノ:高さ調節式のアームサポートで、引っ掛りやすい形状だった
環境:使用者の生活機能に適合しない車いすだった
管理:座位の崩れが重大な事故につながる想定をしていなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。