厚生労働省老健局
委託事業
Case:259
足元をよく見ないまま、段差解消機のいすから降りたため、足を踏み外して転倒しそうになった
玄関用のいす式昇降リフトは、上昇しながら上段の床に近づいていくように動きますが、厳密に、機構上床面の上に到達することはありません。そこで、安全に立ち座りができるよう床面に向けていすが回転するようになっていますが、事例ではこの回転が不十分であったようです。十分に回転すれば足は床の上につくのですが、回転が不十分であったので足が床から遠く、無理をして降りようとしてしまったのでしょう。「時間がかかる」「面倒くさい」と、基本の操作を怠ってしまうこともありますが、そんな気持ちの陰にこそ「ヒヤリ・ハット」は潜んでいるものです。
人:足元をよく見ていなかった
モノ:いすの回転が不十分だった
モノ:昇降高さが十分でなかった
環境:昇降リフトの性能に対して上り框段差が大きすぎた
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。