厚生労働省老健局
委託事業
Case:141
利用者の腕が垂れ下がっていることに気づかずバックサポートを戻したため、利用者の腕がバックサポートとアームサポートの間に挟まってしまった
リクライニング機能の付いた車いすでは注意が必要なポイントです。特に旧式のモデルでは、安全対策が施されていない製品もあります。また、背を下げる際にも腕をアームサポートとクッションやフレームの間に挟みこんでしまう事例も報告されています。介助者は車いすの特性をよく理解し、危険を未然に察知することが大切です。また、車いすを提供する事業者の担当者は、車いすごとの危険個所を整理した上で、安全な使用のための情報提供を心がけてください。
人:利用者の腕が垂れ下がっていることを見落とした
モノ:バックサポートとアームサポートで挟み込む可能性のある車いすだった
管理:リクライニング操作の際には、腕をお腹の上にのせ確認する等の手順があいまいになっていた