厚生労働省老健局
委託事業
Case:347
起き上がり動作をポータブルトイレ前面の蹴込みに足を引っ掛け、てこにして行っていた。
脊柱の拘縮による可動制限がある人が行う代償的なテコによる起き上がり動作です。反動をつけて起き上がろうとする場合が少なくないので、下腿前面のケガにつながることが推測されます。反動を使った起き上がりは、頸椎等に悪影響を及ぼすこともあるので、電動ベッドの背上げ機能を活用する起き上がり方法を指導しましょう。
人:寝返りからの起き上がりが困難な身体状況があった
モノ:ポータブルトイレの蹴込みが代償に使いやすかった
モノ:電動ベッドの背上げ機能が使えていなかった