厚生労働省老健局
委託事業
Case:391
家族が介護ベッドの背上げの操作をしたところ、利用者の腕がベッド柵と上昇していた背板の隙間に挟まり、怪我をしそうになった。
介護ベッドの背上げの可動部分とベッド柵の間には隙間があり、背上げ操作の前に腕の位置を確認するなど、挟み込みを予防する注意が必要です。このケースでは介助者の立ち位置とは反対側の腕が挟まれそうになっており、腕の位置が見えづらかったことが考えられます。介護ベッドは手元スイッチのボタンを押すだけの簡単操作と思いがちですが、事前の安全確認が大切なことも合わせて説明する必要があります。
人:(利用者)腕が挟まっていることを介助者に伝えられなかった
人:(介助者)腕が挟まる隙間があることを知らなかった
モノ:腕が挟まる隙間があった
環境:部屋が狭く、ベッドの片側からしか操作ができなかった
管理:ベッド納品時の操作説明内容が担当者任せになっていた