厚生労働省老健局
委託事業
Case:269
浴槽から出る際につかまるものがなかったため、近くにあった入浴用いすにつかまってしまい、本体ごと転倒しそうになった
動作の不安定な人は、動作の際に手近なモノに何でも掴まり頼ってしまいがちです。この事例もそのような場面で起きたものですが、普段から入浴用いすにつかまり頼っている動作が見過ごされていたのかもしれません。以前はそれほど不安なくできていた動作も、身体機能の衰えとともに徐々に不安定で危険な動作になり、それに気づかずにいるとある日突然事故という形で表面化することがあります。そうなっては遅いので、日常の動作を見極め、危険を判断することが大切です。
人:利用者の身体状況の変化を見過ごしていた
環境:他につかまるものがなかった