厚生労働省老健局
委託事業
Case:307
車いす後輪から段差スロープに斜め方向から昇ろうとしていた。普段から勢いをつけて越えないと登れないので、その時も強引に行ったが、横斜め方向に転倒しそうになった。転倒防止装置は装着していたが効かなかった
「勢いをつけて」「強引に」といった動作で事故が起こることが多くあります。特にスロープでは、介護者や本人の体力の限界ギリギリを前提とした環境設定が誘因となっているケースが多く見られ、事故予防には、本人や介護者の体力を踏まえ、余裕を持った動作で活動できる環境設定が大切です。
人:慣れていたので、まさか転倒するとは思っていなかった
人:転倒防止装置を過信していた
環境:段差スロープの角度が急だった