厚生労働省老健局
委託事業
Case:393
移乗用リフトを使用して移乗を行おうとした際、脚分離シートの使い方を理解しておらず、誤った方法で吊り上げたため前方にバランスを崩し転落しそうになった
導入前の試用貸出中に起きたヒヤリハットです。貸出前の説明では実演も行われ、吊り具の装着も説明され、写真入りの取扱説明書も渡されていましたが、家族介護者が使用する際に忘れて、誤った装着をしてしまったことが原因です。吊り具の装着は実演を見ただけでは覚えられないことも多く、実際に何回か体験し練習しておくことが大切です。
人:事前の実演や説明をよく聞いていなかった
モノ:見やすい位置に使い方や注意点の表示がなかった
環境:出かける前で短い時間で移乗する必要があった
管理:実演説明はしたが、家族が安全に使える判断の基準が決められていなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。