厚生労働省老健局
委託事業
Case:404
ハンドル型電動車いすを操作中、集合住宅の上層階で、エレベータに向けて方向転換しようとしていたところ、誤って階段部分に脱輪、転落しそうになる
歩行の困難さや充電のため、集合住宅にある自宅の玄関先までハンドル型電動車いすで移動する必要があったのだと考えられます。階段付近などで切り返しを行なう際、ハンドルに取り付けられたバックミラーでは後進方向や床面の状況が映らず確認できません。狭いスペースで方向転換をする場合、とりまわしの練習などで安全を確認した上で納品し、日々の利用では介助者に後方を確認してもらうなど、十分に注意しましょう。
人:納品担当者が切り返しにより方向転換することを想定できなかった
人:目視ができなかったが感覚的な操作でも大丈夫だと考えていた
モノ:ハンドルを切るとバックミラーが横を向き、後輪の位置が確認できなかった
環境:後ろを確認してくれる介助者がいなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。