厚生労働省老健局
委託事業
Case:384
下り坂を走行中、車道に停止した自動車を避けるため、ジョイスティック方式の操作レバーから手を離したがすぐには止まらなかった
電動車いすの制動装置が故障していたか、許容限度を超えた角度の下り坂だったことなどが原因として疑われます。電動車いすに関する規格では、利用できる傾斜路の角度は、種類により7~10度とされており、これを超える角度では制動距離が伸びることやブレーキ装置の故障につながる恐れがあります。利用者本人のみでなく、福祉用具事業者など支援者が生活範囲にそのような傾斜路がないかを確認するなどの配慮が望まれます。
人:このくらいの傾斜なら大丈夫と思い無理をした
人:許容を超える傾斜路ではブレーキが利かない恐れがあることを説明していなかった
モノ:角度超過の警告ブザーが備わっていなかった
環境:許容限度を超える角度の傾斜路だった
管理:定期的な点検の決まりが無かった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。