この『福祉用具「事故・ヒヤリハット」情報』は、福祉用具及び介護テクノロジーの利用にかかわる「事故及びヒヤリハット情報」を収集し、その要因分析及び加工を行い、介護現場で起こる可能性のある事故や怪我などを未然に防止することを目的としたものです。
TAISに登録された福祉用具には、「分類コード(CCTA95)」が付番されます。分類コードは、用具が果たす機能及び目的をもとに整理・体系化されています。
【例:後輪駆動式車いす 122106】
「大分類」・「中分類」・「小分類」の3段階の階層構造になっており、階層の途中が省略されることはありません。「大分類」・「中分類」・「小分類」には、それぞれに2桁の番号が定められており、6桁のコードで機能別に用具を分類しています。
また、動作機構が異なるものでも、同じ機能であれば同じ項目に分類されます。さらに複数の機能を有する用具には、コードを最大3つまで付番しており、その用具の主となる機能を第1分類コード(主キー)としています。
目的補修用部品・付属品・適合用部品等については、それぞれの用具の分類区分に含まれます。分類名称は、できるだけ一般的な用語を採用しています。大分類項目は、特定の機能と関連した名称、名称に機能が含まれる用具名称、中分類は、特定の用具名と特定の機能名、小分類は特定の用具名のみとなっています。
この分類コードは、ISO9999との調和を図りつつ、我が国にあった独立した分類コードとして当協会が制定したものです。