福祉用具「事故・ヒヤリハット」情報

厚生労働省老健局
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事例	介護保険の種目	分類コード	解説
Case：382 自動ドアを電動車いすで通過しようとしたら挟まれそうになる	車いす	122127（電動車いす）	運転者が座った状態で利用する電動車いすは、自動ドアの上部に設けられたセンサーでは適切に反応しないことがあります。歩行者が通過したことで人がい…
Case：383 警告ブザーに驚き、運転操作を誤りそうになった	車いす	122127（電動車いす）	警告ブザーは安全の確保のために備わる装置ですが、その存在を事前に知らなかったことでかえって慌ててしまい、事故になりそうになった事例です。納車…
Case：384 電動車いすが下り坂で止まらず、電柱にぶつかりそうになる	車いす	122127（電動車いす）	電動車いすの制動装置が故障していたか、許容限度を超えた角度の下り坂だったことなどが原因として疑われます。電動車いすに関する規格では、利用でき…
Case：385 踏切で降りてきた遮断棒に引っ掛って転倒し、電車にはねられそうになる	車いす	122124（電動三輪車・電動四輪車）	遮断棒は、踏切内に取り残されないように車両であれば押し壊して、歩行者であればくぐり抜けて通過ができますが、全高１m程度のハンドル型電動車いす…
Case：386 乗合バスの急ブレーキで車いすが動き、足を負傷しそうになる	車いす	122103（介助用車いす）	公共交通機関でもバリアフリー化が進んでいますが、それらを運用する人には適切な操作を求められる場面も増えています。路線バスでの車いすの固定では…
Case：387 可搬型階段昇降機（リフトアップ式）を利用中の本人が手すりを握ってしまい、バランスを崩しそうになる	移動用リフト（つり具の部分を除く）	183012（自走式階段昇降機）	リフトアップ式の可搬型階段昇降機は、階段上で介助者がバランスを取りながら操作しますが、本人が手すりにつかまるなどで力が加わると容易にバランス…
Case：388 可搬型階段昇降機（リフトアップ式）を操作中、本人の姿勢を支えようと手を伸ばしたら、昇降機が前方に傾いた	移動用リフト（つり具の部分を除く）	183012（自走式階段昇降機）	リフトアップ式の可搬型階段昇降機の座面は簡易的な形状のものが多く、座位の崩れやすい利用者では注意が必要です。ベルトの使用は任意となっている場…
Case：389 車いすでエスカレーター利用中、転落しそうになる	車いす	122103（介助用車いす）	一般的なエスカレーターは車いすでの利用を想定しておらず、上階のステップとフロアの段差部分で立ち往生し、介助者だけではなく後ろから登ってくる人…
Case：390 ベッドの移動でコンセントが変形し、火災になりそうになる	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	ベッドの移動だけではなく、介助者が電源コードに足を引っ掛けてしまうなどで電源プラグに無理な力がかると破損や変形が起き、発煙、発火や火災につな…
Case：391 介護ベッドの背を上げる際に背板とベッド柵の間に腕が挟まりそうになる	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	介護ベッドの背上げの可動部分とベッド柵の間には隙間があり、背上げ操作の前に腕の位置を確認するなど、挟み込みを予防する注意が必要です。このケー…
Case：392 介護用ベッドの昇降機構に挟まった異物を取り除いたとたん寝床のフレームが落下した	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	介護用ベッドの昇降機構にはいくつかの種類がありますが、ベッド下にX型のフレームを備える形式のものでは、レールに異物が挟まると動力部分のみが収…
Case：393 リフトの利用で吊り具の装着方法を間違え、転落しそうになる	移動用リフト（つり具の部分）	123603（吊り上げ式床走行リフト）	導入前の試用貸出中に起きたヒヤリハットです。貸出前の説明では実演も行われ、吊り具の装着も説明され、写真入りの取扱説明書も渡されていましたが、…
Case：394 単独で移乗しようとしていたところ、リフトが故障し止まってしまった	移動用リフト（つり具の部分を除く）	123618（据置型リフト）	多くの機器では故障なども想定し、「操作は必ず介助者が行う」と取扱説明書に記載されており、不適切な使用方法の結果のヒヤリハットと考えられます。…
Case：395 機械浴槽のストレッチャーの隙間に腕が挟まり怪我をしそうになる	移動用リフト（つり具の部分を除く）	093312（入浴担架・おむつ交換台）	浴室用リフトやストレッチャーでは、利用者の転落を防ぐ目的で柵など可動する部品も多く、身体の一部を挟み込みやすい隙間が多くあります。また利用者…
Case：396 入浴用ストレッチャーの柵のストッパーを忘れ、利用者が転落しそうになる	移動用リフト（つり具の部分を除く）	093312（入浴担架・おむつ交換台）	入浴用のストレッチャーは、一般のストレッチャーよりも幅の狭いものが多く、転落の危険はより高いといえます。柵のストッパーを忘れ安全ベルト装着を…
Case：397 車載式ストレッチャーの脚が固定されず転倒しそうになる	－	122718（ストレッチャ・遊具用カート）	車両に積載が可能なストレッチャーには脚部が自動で開閉する機構がありますが、車両床高さとの適合が悪かったり、地面の凹凸状況によっては脚が完全に…
Case：398 福祉車両の回転リフト式の助手席を下す際、腕が挟まり怪我をしそうになる	－	120903（ニーリングカー）	福祉車両で起こりやすいヒヤリハットのひとつです。座席を動かす前に必ず腕をひじ掛けの内側に入れることが求められますが、本人任せにせず「声掛け」…
Case：399 介護ベッドの背上げ機構部分の固定が外れ、背もたれが落下した	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	在宅用の介護ベッドは配送を考慮して組立式が採用されており、連結ピンによる接続を行う箇所が多くあります。このケースはこの連結ピンが脱落してしま…
Case：400 サイドレール受けの樹脂カバーが破損していることに気づかず足を怪我しそうになる	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	サイドレール受けなどの樹脂部分は破損すると鋭利な状態となり、そのまま放置しておくことは危険です。車いすのアームサポートなどでも同様の事故が起…
Case：401 介護ベッドのキャスターが誤った位置に取り付けられており、足をぶつけた	特殊寝台	181209（電動ギャッチベッド）	キャスターはオプションとして後付けされたものであり、組み立て担当者が組立説明書を確認せず、先入観で作業してしまったことで誤った位置に取り付け…