厚生労働省老健局
委託事業
Case:388
本人の座位が崩れてしまい直そうと後ろから手を伸ばしたら、昇降機のハンドルを胸で押し出してしまい、前方に傾きそうになった
リフトアップ式の可搬型階段昇降機の座面は簡易的な形状のものが多く、座位の崩れやすい利用者では注意が必要です。ベルトの使用は任意となっている場合もありますが、必要性を検討しましょう。座位が崩れた際に後ろから手を伸ばすとハンドルを前方に押し出す形となり危険です。必ず安全な状態で静止させ、横に回って修正します。このような対応のために階段上には障害となるようなものを置かないように管理しましょう。
人:股関節が固く、座位が崩れやすい心身機能状態であった
人:本人の身体状況の変化に気が付かなかった
人:ほかに外出の手段がなく無理をしてしまった
モノ:椅子の座面が小さかった
環境:階段の左右に花が置いてあり、横からのサポートが出来なかった