厚生労働省老健局
委託事業
Case:176
路面状況がひどく、モーターに想定以上の負荷がかかったことで緊急停止装置が働いてしまった
ハンドル形電動車いすでは、機種ごとに乗り越えられる最大段差高さが決められています。路面の凹凸も段差と同様に車いすの走行に影響を与え、想定された以上の悪路を走行するとモーターなどに過大な負荷がかかり故障の原因となることから、多くの機種で自動的に電気を遮断する機構が組み込まれています。無理な走行をしない利用者の注意義務はもちろんですが、製品を提供する事業者にも、実際に行動する範囲での想定されるリスクなどに対する注意喚起など、安全確保をする上での情報提供に責任があるという認識が重要です。
人:緊急停止装置がついていることを知らなかった
人:近道だったのであえて不整地を走行していた
人:安全運転を徹底していなかった
管理:安全な運転操作についての教育機会が確保されていなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。