Case:334
床に落ちたものを拾おうと前に屈んだ際に、ラップの芯で延長した駐車ブレーキに腕がぶつかってしまった。
その結果、ロックが外れ車いすが動いてバランスを崩し転倒しそうになった。
片麻痺者の麻痺側のブレーキ操作を行いやすくする場合、本来はメーカーオプションの延長ブレーキを使うべきです。しかし、簡易な対処としてラップ芯を使いブレーキを延長する方法が良く見られます。本事例では、前に屈んだ際にラップ芯に腕が当たり、駐車ブレーキが外れ、車いすが動き、前方へバランスを崩し転倒しそうになっています。特に冬場で厚手の上着をきると、腕が太くなるので、接触しやすくなります。安易な使用は禁物です。
人:ラップ芯に腕が当たり、駐車ブレーキが外れたことに気が付かなかった
モノ:ラップの芯が腕に当たりやすくなっていた
モノ:軽い力で延長ブレーキが外れるようになっていた
管理:延長ブレーキを使用する際の注意喚起が十分されていなかった
※A4サイズで収まるPDFファイルが作成されます。